疲労を回復させる方法として重要なのが毎日の入浴。
ザッとシャワーを浴びるだけで済ませてしまってはもったいない!
疲れを癒せる入浴法を覚えて実践するだけで、翌朝の目覚めが違うかもしれませんよ。
準備
入浴
かけ湯・かぶり湯
いきなり浴槽にザブーンと入ってしまうと思っている以上に心臓に負担がかかります。
まずは心臓から遠い足先や手先にお湯をかけて徐々に全身を温めていき、お湯の温度に慣れさせてから浴槽に入るようにしましょう。
また頭からお湯をかぶる かぶり湯は立ちくらみを防ぐのに効果的です。
銭湯や温泉ではやるけど自宅のお風呂ではやらない、という人もいるかもしれませんが、特に浴室との温度差が激しくなる冬などは意識して行うようにしましょう。
温度
40度~42度
肉体的な疲労を回復させたい場合は、40度以上のお湯に入って新陳代謝を活発にすることで、溜まった老廃物や疲労物質の排出を促しましょう。
温かいお湯に入るのと冷たいシャワーをかけるのを交代で行う温冷交代浴もスポーツ後の疲れに効果的です。
水の温度は20度くらいが良いとされていますが、無理のないように行ってください。
38~40度
ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで副交感神経の活動を優位にさせ、リラックス効果を高めることができます。
就寝1時間前までに入浴を済ませておくことで、その後スムーズに睡眠に移行することができ、睡眠の質を高める効果が期待できます。
足湯
42度~43度のお湯を洗面器やバケツに張って足を温めることで全身温まっていきます。
体を洗う数分間だけでも温め効果があるのでオススメです。
入浴剤
炭酸ガス
血行を促進させて疲労回復を促したいなら炭酸ガス成分入りのもの。
タブレットタイプでお湯に入れると炭酸ガスを発生させながら溶けるタイプのものは、入れてから約2時間は効果が持続するそうです。
保湿成分入り
乾燥肌が気になる方は保湿成分が入った入浴剤がオススメ。
セラミドやホホバオイルなどが配合されたものなら、お風呂上がりもしっとりとした肌を保つことができます。
バスソルト
天然の岩塩を使用した入浴剤。高い発汗作用があり、デトックス効果が期待できます。
マッサージスクラブとしても使うことができるので特に女性に人気です。
肌が敏感な方は刺激を感じることがあります。
生薬成分
体を芯から温める効果があります。
ショウガエキスやカプサイシンなど、食べても体を温める効果のある成分が体を芯から温め、発汗する作用もあります。
食後30分は入浴を避けましょう。
入浴することで血液が体表に集まり、胃腸の血液循環が悪くなって消化不良を起こす原因になってしまいます。
また飲酒後の入浴も体に負担がかかるのでやめておきましょう。